はじめに
ChatGPT Plusユーザーは「カスタムGPT」という機能を使えます。これは、自分専用のGPTを、特別なプログラミング知識がなくても作れる仕組みです。
この記事では、カスタムGPTの概要・活用例・作り方のステップを紹介します。
カスタムGPTとは?
「カスタムGPT」は、GPT-4 Turboをベースに、次のようなカスタマイズが可能なAIです:
- 会話の口調やトーン(敬語/フレンドリー など)
- 得意分野(経理、英語、プログラミング、ブログ執筆など)
- ツールの使用可否(Pythonコード実行、画像解析、Web検索など)
一度設定すれば、毎回同じ指示を与えなくても、あなたのスタイルに合わせて動いてくれる「パーソナルGPT」を作れます。
どんな使い方ができるの?
以下は実際に人気のある活用例です:
- 🧾 経理GPT:決算書の読み方や会計処理の補助をしてくれる
- 🧠 学習GPT:あなたの学習履歴をもとに問題を出してくれる先生
- ✍ ブログ支援GPT:SEOを意識した構成案を出してくれる
- 💬 英会話GPT:ネイティブのように会話練習ができるトレーナー
実際の作成手順(チャットで作れて簡単)
カスタムGPTを作る前に、まずは既に用意されたGPTを試してみるのもおすすめです。 ChatGPTの「GPTを探す」画面では、OpenAI公式が作成したおすすめGPTが多数紹介されています。
例えば:
- 🎨 DALL·E:画像生成に特化
- 📊 Data Analyst:CSVやExcelのデータを解析してくれる
- ✍ Creative Writing Coach:文章の添削やアドバイス
- 🔥 Hot Mods:画像を大胆に加工
こうしたGPTを触ってみると、「自分ならこういうのが欲しいな」というイメージが湧きやすくなります。
以下は、実際に自分で作成する手順です:
カスタムGPTは「Explore GPTs」から以下ステップで作成できます。 以下はその流れです:
- 左メニュー「GPTを探す」を開く
- ChatGPT画面左側、またはスマホでは≡メニュー内にあります(画像赤線部)。
- ChatGPT画面左側、またはスマホでは≡メニュー内にあります(画像赤線部)。
- 「作成する」ボタンをクリック
- 画面右上です。
- クリックするとチャット形式のウィザードが表示されます。
- 画面右上です。
- 名前と目的、性格等を入力
- 一例を示します。会話が終わると自動でアイコン設定してくれます。追加で目的や人格を設定も可能です。
- 一例を示します。会話が終わると自動でアイコン設定してくれます。追加で目的や人格を設定も可能です。
- 追加プロンプトやファイルをアップロード(任意)
- マニュアルPDFなどを読み込ませることで、専門的な回答も可能になります
- マニュアルPDFなどを読み込ませることで、専門的な回答も可能になります
- 完了!
- あとは名前をクリックするだけで、いつでも自分専用GPTを呼び出せます
- あとは名前をクリックするだけで、いつでも自分専用GPTを呼び出せます
どんな人におすすめ?
- 自分の業務や趣味に特化したGPTを使いたい人
- 毎回同じ指示を出すのが面倒な人
- ChatGPTを使ってチームやクライアント支援をしたい人
通常のGPTとカスタムGPTの違いは?
メインのChatGPT(GPT-4)と、作成したカスタムGPTは「別のキャラクター」として動作します。
比較項目 | 通常のGPT | カスタムGPT |
---|---|---|
言葉遣い・性格 | 標準的 | 自由に設定可能(関西弁、ツンデレなど) |
得意分野 | 一般知識 | 専門特化が可能(経理、英語、画像生成など) |
記憶機能 | ONで継続学習 | 同様に記憶を活用可能 |
同時使用 | 不可(1画面で1つ) | 複数ウィンドウで併用可能 |
まるで「標準アシスタント」と「専門の分身AI」を並行して使うような感覚です。
あとがき
カスタムGPTは、知識のパートナーを“自分で育てる”ような感覚です。使いこなすと作業効率が大きく向上し、まるで専属アシスタントを持ったような体験ができます。
カスタムGPTを活用することで、業務効率や作業の質が大きく向上します。その他の機能も含めて、ChatGPT Plusを使いこなすために以下の記事も参考にしてください。
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