GWが明けました。
連休という名の大型アップデートを経て、私の体重計は「73kg」という、意図しない仕様変更を示していました。
人間の燃焼効率は既知
皆さん、ご存じでしょうか?人間がエネルギーにできるのは、以下の3つだけです。
- タンパク質(P): 4kcal/g
- 糖質(炭水化物/C): 4kcal/g
- 脂質(F): 9kcal/g
食品の裏面を見てみてください。必ずこれらの含有量が書いてあります。
逆に自分の体重、特に、おなか周りの脂肪を落とすには、1kgあたり9000kcalの減量が必要ということになりますね。
ここで精度を高めるために、補正を加えます。 純粋な脂質は1gあたり9kcalですが、人間の体脂肪は約20%の水分等がくっついてるため、体脂肪1kgを落とす=約7,200kcalのマイナスとするのが正解です。
「3kg減」のプロジェクトスケジュール
私の目標は「3ヶ月で3kg減」。 これをエンジニアらしく、必要エネルギー量に換算してみます。
3kg × 7,200kcal/kg = 21,600kcal
この21,600kcalを、3ヶ月(約90日)でどう削るか。 当初は「1ヶ月で!」と意気込みましたが、計算すると1日900kcalのマイナスが必要でした。これは炎上確定の無理な納期です。
期間を3ヶ月に再設計すると……
21,600kcal ÷ 90日 = 240kcal/日
1日240kcalのマイナス。これなら、なんとかなる気がする。
運動なし。食事の「入力値」を制御する
成人男性の1日の消費カロリーは、だいたい2,200〜2,300kcal程度と言われています。
私はほぼ運動をしないので、食事量を減らして入力エネルギーを減らすことで、1日あたり240kcalの赤字を作る必要があります。
GW前は体重維持してたんだから減らせば痩せるはずですよね?
とはいえ、「240kcal」と言われてもピンとこないかもしれないので、身近なもので例えるとこれくらいです。
- コンビニのおにぎり「約1個分」:朝食や残業中に、無意識につまんでいたおにぎりを1個控える。
- ビールの「ロング缶1本」:晩酌のビール(500ml)をノンアルに置き換えるか、ハイボールに切り替える。
- 社食の「白米大盛り」や「サイドの小皿1品」:昼食時、なんとなく選んでいた大盛りを「普通盛り」にする。
ハードな運動をしてカロリーを消費するのではなく、日々の生活からこのいずれか1つを引くだけです。
ダイエットに取り組もうとする皆様へ
ダイエットと聞くと、つい「毎日10km走る」「明日から炭水化物を一切抜く」といった、根性と気合いのパラメーターを最大に振るアプローチを想像しがちです。しかし、それではモチベーションが続かないのも当然です。
仕事で無茶な要求が降ってきたとき、私たちは根性ではなくロジックで解決策を導き出しますよね。それなら、ダイエットもせっかくある頭を使って算数でコントロールすべきだと思うのです。
「1ヶ月で5kg痩せる!」といった仕様を無視した無謀な目標は、往々にして三日坊主で終わりです。自分の食べたい量と、削れる量のトレードオフを考え、これなら無理なく運用できると思える自分専用の計算式を作ってみてください。
無理に最短納期を狙う必要はありません。大切なのは、数式通りに確実に落とし切ることです。